エングルンド:ピアノ協奏曲第1番, 第2番/凱旋の讃歌

発売日2003-10-02

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DISC情報

アーチスト
 ラエカッリオ
 タンペレ・フィル
 クラス

クリエーター
作曲 : エングルンド   a   g   t

トラック

Disc:1

 1: Moderato
 2: Larghissimo
 3: Allegro Ma Non Troppo
 4: Preludio (Allegro Moderato Quasi Maestoso)
 5: Aria (Molto Adagio E Misterioso)
 6: Finale (Allegro Assai)
 7: Epinikia



ユーザー・レビュー

エイナル・エングルンドの透明なピアノ協奏曲です。

エイナル・エングルンド (Einar Englund 1916-1999) はフィンランドのピアニストで作曲家。
ここでは彼の代表作であるピアノ協奏曲第1番をはじめ、同第2番と交響詩「エピニギア」が収録されている。
ピアノはマッティ・ラエカリオ。エリ・クラス指揮のタンペレフィル。

エングルンドの作曲活動においては、ソ連戦に参加した第1次世界大戦の戦争体験がよく象徴的になるが、これらの楽曲を聴いた限りでは、それはあまり感じない。

むしろフィンランド特有の自然の呼吸のような風情が、20世紀においてなお、「北欧風」~独特の間合いのある描写感で、高音を象徴的に孤立させ、間合いの長い世界の中で透明な音色を持続させる感覚・・・とでも言おうか~を持ち合わせ、非常に親しみ易い作品になっている。

作曲技法は特にピアノ協奏曲というスタイルであるためか、プロコフィエフやバルトーク(特に第3番)と通じるものを感じずにはおれない。そして独特の冷気を持っている。

第1協奏曲の第1楽章の主題はラップランドのヨイクの旋律に動機を求めたそうだ。第2番はむしろインターナショナル化をはかり、理論性を求めショスタコーヴィチに近く感じられる。

いずれにせよ、北欧音楽フアンには非常に貴重な音盤に間違い無い。 ラエカリオは日本ではあまり有名ではないかもしれないが、かなりの技巧の持ち主。すばやいパッセージをことさら速くやってのけ、妙技も合わせて堪能させてくれる。