アンナー・ビルスマ・リミテッド・エディション(11枚組)/Anner Bylsma: 70 years - Limited Edition -
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発売日: 2007-01-01
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DISC情報
クリエーター
作曲 : Various a g t演奏 : アンナー・ビルスマ(Celo) a g t
ユーザー・レビュー
アンナー・ビルスマの至芸
オランダ出身の名チェリスト、アンナー・ビルスマの70歳記念として、それまでの代表的なソニーの音源を集めてリリースされた11枚組の廉価盤限定セット。中でも圧巻は79年録音の、彼の第1回目のバッハの『無伴奏チェロ組曲』だろう。ガット弦を張ったピリオド楽器から奏でられる鮮烈な音色が、バッハが書き記した対位法のラインと個々の舞曲としての性格を克明に描き出していて秀逸。また第6番ニ長調では、早くも彼はこの曲の特殊性を見抜いて5弦のチェロ・ピッコロを使っているのも聴き所だ。彼の発想は最近、寺神戸亮やシギスヴァルト・クイケンがヴィオロンチェロ・ダ・スパッラをこの曲集の演奏に取り入れる先駆けになったものだ。
ブラームスの2曲のソナタでは名器ストラディヴァリを使用して、シンプルな表現の中にも強い集中力を漲らせた演奏が感動的だし、ベートーヴェンのソナタ全曲には伴奏にフォルテピアノを用いるなど、相変わらず楽器の選択にも凝っている。そのほか颯爽としたボッケリーニやヴィヴァルディの協奏曲集、デュポールの小品での超絶技巧の披露など興味が尽きない。
数箇所編集ミスによる、誤った表示や印刷がみられる。例えば総てのジャケットにはリリース当時のオリジナル・ジャケットがスタンプされているが、バッハの『無伴奏』の2枚には92年の新録音の時のデザインが使われている。いずれにせよこのセットの価値を損なうものではない。